築地から豊洲に、そして世界へ

築地市場が豊洲へ移転してから、早3ヶ月。
日本の台所と呼ばれてきた日本最大の市場の移転は世間を騒がせた。
そんな中、朝早くから週に3回決まって魚を問屋から買付け、昔ながらのスタイルでお店を切り盛りする魚屋さんがあった。
「小林魚店」
小林夫婦が営む小さなこのお店は、高層ビルが建ち並ぶオフィス街のど真ん中、中央区の入船にある。
道路の片隅に魚の入った発泡をならべ、大きな桶に水を汲み、注文通りに魚をおろしたりカットしてくれる、主婦の味方であり小さな台所。
江戸時代から考えると10分の1くらいに減ったという魚屋さんは街にとって貴重な存在。
店主の親父さんは耳が遠く、受け答えは丁寧ではないが、奥さんがタイミングよくお客さんとの間に入りうまく連携をとっている。
長年寄り添っているはずなのに、お互いの愚痴を言っているのが客観的におもしろい。

小林の親父さん。江戸っ子気性
ムキホッキ貝
(バターソテーしたいです)
小川のうに
(クリームパスタにしたらやばい)
ムニエルか洋風白子ポン酢にします。
燻製オリーブオイル漬けはヒット商品
カラマーリリピエーニ
イカの詰め物のローストに、
中身はバカラマンテカートをベースにしたら最高でした。
ここに揃う、魚介類は天下一品。
これまでパリとマルセイユのマルシェ、
イタリアの地中海のメルカート、
バルセロナの市場を見てきたが、
魚介類の加工技術と種類と鮮度は間違いなく世界一だと私は思う。
さらに親父さんは老いても目利きの腕は上がり続けているのだろうか。
その時、この最高の商品に頼ってばかりではいけない。
自分にできることはまだまだたくさんあり、それを発信し続けなければならないんだと奮起し、
いらっしゃるお客様と2人を思いながら、仕込みに励む今日この頃でした。
2人の背中は歴史を語る

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